午前中、再びPerl Harbor方面へ。Aloha Stadiumのフリーマーケットへ。
これはデカいフリマだわ!
でもプロのお土産屋がほとんどで、品揃えはどれも似ている。
その間に、ときどき、ちょこっ、ちょこっと、オリジナリティのあるお店があるというかんじ。
ひたすら1時間くらい歩いて、まともなウクレレ屋は1件だけ。疲れて途中で引き返しました。
おみやげを安く大量に仕入れるには、いいかもしれない。
でも観光としては、前回行った、Kam Swapmeatのほうが、しみったれてるけど生活感があって楽しいなあ。
バラした工具セットとか、自分で焼いたクッキーとか(1~2ドルで買える)あったし。
ゴミみたいにボロボロになっちゃった、おもちゃウクレレとか(これは自慢げに何十ドルもする。レア品のつもりに違いない)。
午後、バス停を1つ戻って、戦艦ミズーリ、航空博物館などを見学。
ミズーリの「降伏デッキ」は感慨深かった。ここで日本は、無条件降伏にサインしたんだねえ。
一読して反射的に「これにサインするなんて、ひょっとして誰も英語読めなかったんじゃ……」と思ってしまう、詐欺の通販の契約みたいな、無条件な降伏文を読んだ。
真珠湾攻撃についての解説も興味深かった。
ここでの展示では一貫して、「日本が真珠湾に奇襲攻撃をしたので、アメリカは反撃し、そのまま第二次大戦に巻き込まれた」といった解説。
(アジアでの戦争は避けられない状況ではあったが……という解説つきで。だから準備してたくせにぃ)
私は今までとくに疑問もなく、「アメリカが第二次大戦に参戦しようと準備を着々としているので、日本が一歩早く奇襲攻撃をしかけた」というイメージを持っていた。
真珠湾の話をアメリカ人とすると、冗談にしても、なんかかみ合わないなあと思っていたけど、おお、これですわ。
同じ現象を、それぞれが、自分たちの後味ができるだけ悪くならないように解釈する。
歴史なんてきっと、そんなものなんだわねえ。
ここで2000人以上が亡くなったわけで。
そこから日本への空襲とか、硫黄島とか、広島、長崎でウン十万人が亡くなることとかに、物事はつながっていくわけで。
確かに、「俺らが悪かったよねえ」「俺らもね」などと解釈を一致させるのはまだまだ、無理なことなんでしょう。
果たして、感情抜きで歴史の記録を書くなんて、人間にできることなのかな?
日記でさえ、難しいよ。